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たけぴこさん

たけぴこさんのストーリー

まずは同僚の喫煙者をゼロにしたい。

【私が応援するのは、いつか禁煙すると宣言している同僚、友人】

肺がんになって今年で3年目になります。僕はたばこ大っ嫌いなんですよ。父がたばこを吸っていたので、幼少期からずっと受動喫煙の環境にいました。自営業やっていたんで、父親は一日中家にいました。子どもの頃からたばこは臭くて嫌いだったのに、父親にたばこを買いに行かされて。「なんでこんな嫌な思いをしながらたばこ買いに行かなあかんのや」と思っていました。

さらに、時代が時代というか、中学と高校で結構周りがたばこ吸う友達だらけで…特に中学が酷かったんですね。トイレなんて、常に煙で真っ白の状態で、その中で用を足す、というのが当たり前な中学だったんですよ。

そんな生い立ちで受動喫煙をしまくっていたからか、ついに、自分では一切たばこを吸わないのに肺がんになってしまって…いよいよ喫煙者には「やめろ!臭い!オレの前で絶対に吸うな!」と敵対するような言い方しかできなくなっていました。同僚のたばこを全部折って捨てたりしたこともあります。 

そんな中、結心プロジェクトで強く禁煙を勧めることは対立しか生まないということを知りました。昔から周りにいた喫煙者の行動を振り返ってみると、例えばトイレに行きたいはずなのに、休憩時間はまず一服してからトイレに行く。生理現象よりたばこ優先だった同僚を思えば、あれこそが依存症だったなと思い当たることがたくさんありました。

依存のことを知って以来、それまで嫌悪しか感じていなかった考え方が変わりました。今は手助けをしてあげたいという気持ちです。昔は嫌悪感から、敵対的な対応しかしてなかったのですが、今はもう、ほとんどそういう態度は取らなくなりました。相手の体のことを気遣うような言葉をかけたりできるようになりました。何か手伝えるようなことがあればしたいなと思っています。

やっぱり職場の人たちの喫煙者を無くしたい、ゼロにしたいという目標があります。その先には会社全体を喫煙者がいない状態にして、喫煙室もなくしたい。そんな状態がどんどん広がっていったら、社会問題の解決にも少しは繋がるのかなっていう風に思っています。