私は夫が喫煙者で、自分ではたばこを吸わないのに肺がんになりました。でも、夫が仕事の気分転換にたばこを止められないというのに対して、私も気分転換に甘いものを食べたりするし、きっちりと反論することもできず、最終的に文句ばかりになってしまって上手くたばこについて話をすることができずにいました。

私は親も吸っていない、自分も吸っていないのに肺がんになったけど、夫は家族中が吸っていて、自分もずーっと吸っていて、でも自分では肺がんになっていない。だから、肺がんという病気はたばこが原因というよりも、私の運が悪かったんだと夫は思っているんです。だから、止めるというアクションに結びつけるのがとても難しいのです。禁煙したほうがいいよって言う持っていき方がとても難しいと思っていました。

そんな中、結心プロジェクトで、たばこを止められないというのは依存であって、自分の意思でどうこうできるものではない、可哀想なんだ、応援しよう、という考え方に出会ったのは驚きでした。私は、自分がこの病気になったのに夫がたばこを止めてくれないっていうのはどうなんだろうと、敵対の目線しか持っていなかったので、応援するという姿勢の話を聞いて、すごく驚いたんです。

前までは、私が夫に対してたばこの話をする時は、主に文句を言う時だったんです。でも、プロジェクトで色んな考え方を知ってからは、「プロジェクトで今日こういう事があって、こういう勉強をしたよ」「たばこを止めようと思ったことってある？」など、会話の一環として自然とたばこの話をできるようになりました。これはすごい進歩だと思います。まだあっさり打ち返されちゃうんですけどね！夫にいつかたばこを止めてもらうために、次の一手を見つけたいです。