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maaさん

maaさんのストーリー

たばこが止められないのは依存のせい。そんな知識が私の背中を押してくれています。

【私が応援するのは、禁煙したい人】

私は喫煙経験がないのに7年前に肺がんになってしまいました。でも、子供の頃から、父親をはじめ、周りに喫煙者がたくさんいて、そんな環境を普通だと、特に疑問を抱かないでこれまで生きてきたんです。でも、病気になっていろいろ考えて、よく考えたら自分も受動喫煙をしてきたなあと思いました。

小さな頃は父親が家の中でたばこを吸っていたし、今も妹夫婦は揃って吸っています。ふたりは私が肺がんになったと話しても、たばこを全く止めないんです。あと、たまたま今働いているパート先にもヘビースモーカーが多いんです。きっちりした分煙じゃなく、ものすごく煙が漂ってくるところで吸われて…なんかもう体に悪そうだなあと思っていました。

そんな環境で、周りの喫煙者に対しては、「はやくたばこを止めたらいいのに」「なんで止めれないのかな?体に悪いって分かってて」「この世の中からたばこがなくなればいいのに!!」と思っていました。

そんな中、結心プロジェクトでいろいろ勉強して考え方が変わりました。たばこを止めるには、自分の意思だけじゃダメなんだなって。私が「喫煙者は意思が弱いから止められない」って思いこんでいるところがすごくあったんで。意思だけじゃダメ、止められない人っている。止める気がないんじゃなくて、止められないんだ、ということを勉強しました。そうなると、違うアドバイスができるんじゃないかって思って、優しい気持ちになったんです。

そんな風に張り切ったものの、気持ちが落ち込むこともあります。例えば、友達家族とごはんを食べていた時のことです。うちの夫婦は吸わないんですが、他家族は旦那さんが吸う人たちで、たばこを吸わないと手が震えてしまうレベルのヘビースモーカーな人もいました。私の病気のことも知っている人たちですが、結構お酒を飲んでたせいもあり、「俺は病気になっても止めないし死ぬまで吸う!」って主張していて・・・、落ち込みました。やはり、身近な人に禁煙の手助けをするというのは本当に難しいなと思ってしまいました。関係性が悪くなりそう。無理もしれないって。

でも、「あ!これこそが依存なんだ!」と。昔の自分だったら諦めていたところですが、「依存」という考え方に出会って、依存だからこういう風に考えてしまうのも仕方がないことなんだ、と気持ちを持ち直すことができました。喫煙について知らないことをいろいろ学べたことで、自分が成長したんじゃないかと思います。

今は、身近な人で禁煙したいと思う人すべてを応援したい気持ちがあります。頑張ります。