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moiさん

moiさんのストーリー

禁煙を勧めては失敗してきた理由が分かったいま、私ができること。

【私が応援するのは、禁煙したい人】

私は主人を肺がんで亡くしています。主人は結婚するまでは喫煙者だったのですが、その後辞めていました。それでも肺がんになってしまったので、やはり肺がんで苦しむ人をひとりでも減らしたい、という気持ちがあります。他に、自分はまったく吸ったことがないのに肺がんになってしまった女性の話を聞き、そんな人がいなくなるためにも出来ることをしたいなと思うようになりました。

ただ、やっぱり「禁煙してよ!」って言われる方はイヤだろうなと思う気持ちもあります。実は、実際にもう失敗してるんです。職場の人に、何かきっかけを見つけて「辞めよっか?辞めちゃおっか?」みたいに軽く禁煙を促してみたんです。私は軽く言ったつもりなんですが、相手はやはり抵抗を感じたようで、「私は殺されても死なないって言われるぐらいなんだよね、ハハハ!」って言われちゃって。それ以上は何も言えなくなってしまいました。それ以上何か言うことで、関係性が壊れる、何か嫌なことを言ってくる人だと思われるのが怖いんです。

でも、私はやっぱり肺がんになる人をなくしたいんです。その気持ちはもう全身に染み付いているから、そのためにできることだったら難しくてもやりたいです。

私はもともと、たばこを吸う人のことは嫌いじゃないんです。たばこは嫌なものだけど、それを吸う人のことは、私は嫌いじゃない。だからよけいに、いまいち言いづらいっていうのはあるんですけど、それでもなんとか、たばこをやめてくれる人をひとりでも増やすような働きができればと思っています。